なぜ善と悪があるのか？

2月の中頃、東京研究所に電話帳を見たという女性から電話がありました。
この方は聖書を研究されているそうです。

この女性との会話を終えてから、聖書には何が書かれているのか？
気になりました。

聖書は神の言葉が綴られているとのこと。
仏教の経典も仏の言葉ではありますが、釈迦は文字を残していません。

資料を調べ、考察すると聖書や経典に書かれているのは「普遍性」ではないかという考えに至りました。
ものごとの本質、常に変わらない原理など、人が正しく考え生きるための普遍的な原理や真理が書かれているのではないか。
このように考えると、経典の偽経がなぜ偽経なのかが分かります。

普通に考えて、善が普遍的である、と解釈しがちですが、悪も普遍的な存在です。
人が誕生して以来、常に善と悪の対立が歴史を生んできました。
人に善を基準とした学習能力があれば、世界は昔から平和なはずです。

今は一人の独裁者が悲しく辛い現実を生み出していて、それに同調する人がいる現実があります。

では、なぜ善と悪が存在するのか？

この問題について長年、考えてきました。
その答えにつながるヒントを、2月21日に得ました。
この日の午前中に瞑想していますと、点の形態や発生の仕組みについての啓示がありました。

原子や素粒子のように物資を構成するのは点。
では、この点はどのように発生するのか？
素粒子は場から生じる、と解明したのはヨルダン。

啓示を受けた点も場から生じると考えられます。

私が受けた啓示では、点はマイナス次元から生じる、とのこと。
数学や物理学ではマイナス次元は存在しないので、これは仮定、仮託としてとらえます。

マイナス次元において、２本の紐のもつれから点が生じる。
紐のもつれ具合によって、正常な正点と歪な負点が生じる。

この二つの点が3次元に現れると、そこに何らかの力がはたらき、正点には正点が集まり、負点には負点が集まります。
負点と正点が混じり合い、グレーとなるケースもあるようです。

正点が集合すると、そこに善因縁が集まり、負点が集合すると悪因縁が集まる仕組みになっているようです。

私は今まで仏教の因果論から、正しい行いから善因縁が生じ、悪い行いから悪因縁が生じると考えていました。

しかし、点の考えでは、点の在り方によって善と悪の因縁が引き寄せられることになります。
また、善と悪の考えが点の在り方によって生じることになります
つまり、思考の基が点にあるということになります。

私の経験では、悪因縁を供養しても根本的に良くならない事がありました。
また、不運な人を改善できないこともありました。
ネガティブな考えが強い人は、何をしてもポジティブにはなれない事があります。
私の力不足と思っていましたが、点の考えから観ると、従来の方法とは全く別の改善法があるようです。

続く