風水で開運できる家にするための方法についてまとました。
巒頭法によって、宅と居住者に作用する地氣・水氣・火氣・風氣の状態を改善すると、宅の中心点(図面上の中心点)と宅氣の中心点が現れてきます。
宅の二つの中心点が四を生み出し、二本の宅の空間軸が生じます。
一本の軸は、坐向軸。
もう一本は坐向軸の中心で直角に交差する宅左翼軸と宅右翼軸。
二本の宅軸に天地を結ぶ時間軸が交差し、天地の相関によって八方位が生じ、次に時間軸と空間軸の相関によって十ニ方位が生じます。
この時間軸と空間軸から正八面体と立方体が生じ、それぞれから二十四方位が生じます。
ここで大事な事は、立方体の二十四方位と、正八面体の二十四方位のはたらきが違う、ということです。
さらに、正八面体と立方体を包括する球体が生じます。
これが生命場圏です。
今までの私の風水調整では、一重の生命場圏が生じますが、これを成層圏のように三重構造にします。
この一連の流れによって生じた構造が、宅に理氣場を生じさせます。
そこに人の理氣を重ねて、天人地の相関性を観ていきます。
人の理氣は、生年月日の干支・九星などから、八方位・十ニ方位・二十四方位、場合によって六十四方位でも観ていきますが、ケースによってはこの干支を生み出す家系や前世因縁まで併せて観る必要があります。
他に占星術の角度を用いた見方も併せて観ていくと、さらに精度が高まるでしょう。
風水鑑定の理氣法は、宅の理氣場と人の命理の相関システムが原理だと、私は考えています。
前回お伝えした「家族の一人ひとりが互いに思いやりあう家」を実現できたのには、上記のシステムがあったからです。
開運できる家にするには、まず理氣場を作ることから始められると良いでしょう。