新宿の地氣ポイント

昨年の初秋から東京の地氣が気になり、機会があればチェックしてきました。

地図上で大まかなチェックポイントを探し、現場に行って細かくポイントを見つけます。
これまでに皇居からみて南・西南のポイントを見つけてきました。これらは全て神社だったのですが、神社が無い場所にもポイントがあることが分かりました。

今回は西のポイントを調べるため地図を観ていましたら、どうも新宿が怪しい。

中沢新一氏の「アースダイバー」（場所性に興味のある方の必携書）を参考に調べると、都庁裏の公園にポイントがありそうです。

先日、春爛漫の中、新宿都庁裏にある公園に行ってきました。
最初は熊野神社かと思いましたが、ここではありません。

地氣を観ながら辿って行くと中央辺りに池のような場所が有り（水は無し）、どうもここのようです。
よく見ると中に岩があり、そこがポイントでした。

地氣のポイントとは、地脈のツボ（龍穴）です。
ツボはネットワークしていますから、主要なツボが乱れると、ある場所の地氣の活力が低下します。

私が考える残りの重要なポイントは北・東北・東にあり、これらが活性化すれば、私が予測する場所に活力が戻ります。

通常、風水でいう龍穴というと、地氣が噴出していて、聖地のように思われるかもしれません。
しかし、現実はイメージと違います。
龍穴にも色々ありますし、環境状況によって乱れも生じます。

江戸時代には日本各地に良い龍穴が遍在していて、土地に活力を与え、人も生き生きしていたのでしょう。

私がエコロジカルリージョナルプランニング（生態学的地域計画）を学んでいた70年代、経済発展の名の下に急速な開発が進み、日本中の龍穴がほとんど壊滅状態にさらされたように思います。
これは龍穴だけではなく、環境の破壊でもありました。

日本は経済の発展と引き換えに地氣力の低下を招いたのではないでしょうか。